チック症状で児童精神科へ!問診内容や診断結果の詳細【受診編】
今回は前回の記事に続き、児童精神科を受診してから問診や診断の結果、処方された薬の内容をまとめています。

初めての児童精神科受診

受診を決意するまでの葛藤
次男に咳の症状が出始めて約1ヶ月半。
病院を受診するかどうか、夫婦で何度も話し合いました。
受診することで、次男をさらに追い詰めてしまうことが怖かったからです。
しかし、次男の症状は変化していくばかりで治っている傾向にないことから、悩んだ末に受診することにしました。
予約から診察日までの流れ
インターネットで近隣を調べると、児童精神科を持っている病院は4施設ありました。勤務先の保育園の先生に相談すると、これまでの経験から4施設それぞれの特徴を教えてくれ、その情報をもとに一つの病院に決めることができました。
保育園の先生たちは持っている情報量が多く、親身になって話を聞いてくれるので、今回のようなケースでは相談することをおすすめします。
診察室での雰囲気と先生の対応
予約を取ってから数週間。迎えた診察の日。
診察室に入ると、私たちは親子横並びにソファに座り、先生と向き合う形になります。
診察は、次男を主体に進められました。
先生は私たちに「親御さんは少し黙っていてくださいね」と伝え、次男に直接質問を投げかけます。
「学校には何人くらいいるの?」
「普段は何をして遊んでいるの?」
「給食で食べられないものある?」
「何か習いごとはしているの?」
など、学校生活や日常に関する質問が淡々と続きました。次男は戸惑いながらも、一つひとつ質問に答えていきます。
保護者への質問
私たちが聞かれたのは、次男が通っていた保育園の詳細です。
一つ目は卒園した保育園の規模について。
通い始めた時期や園児の人数を伝えます。
二つ目は保育方針について。
「体を動かして外で遊ぶ保育園でしたか?それとも室内で過ごすことが多かったですか?」との質問。
次男が通っていた保育園は「どんどん外で遊ぼう!」という保育スタイルだったので、園での日常の様子を伝えました。
診断結果と処方された漢方薬

適応障害ではない
診察が終わり所見を聞くと、「適応障害ではないようだ」「今のところ重大な状態ではない」とのこと。
今出ている症状は、咳と不安による確認行動だけなので、「他の症状(首を動かす、肩が揺れるなど)が重なって出てきたときには、また話していきましょう」ということになりました。
漢方薬「99番」
処方された薬は、症状を和らげるための漢方薬「99番」1ヶ月分。
次男は漢方を飲んだことがなく、「強いクセのある漢方を飲めるかな?」というのが正直な思いでした。
そんな気持ちを察してか「ココアに溶かして飲ませると飲みやすいですよ」とのアドバイスがあり、その日の夜、試しにココアに入れて飲んでみると、確かにずいぶん漢方の味が和らぎます。
「これならいけそう」と、次男には普通のココアを装い飲ませてみると、すぐに漢方独特の味に気づき、「なにこれ、おいしくない!」とすべて吐き出してしまいました。
私たちは「これは咳を治すためのお薬だから頑張って飲むぞ」と声をかけましたが、次男は「こんなもの飲むくらいならもう咳しない!治った!治った!」と断固拒否。結局、その日は少しも飲ませることができませんでした。
漢方薬との攻防、そして見えてきた根本的な課題

「飲まない」のに軽くなる症状
驚いたことに、漢方を飲まなかったにもかかわらず、その日から次男の咳は確かに減っていきました。一種のショック療法になったのだろうと思います。
しかし、一時的に症状が改善されたのは事実ですが、根本的な解決にはなっていないので、手放しには喜べない状況でした。
症状が軽くなったのはなぜ?
おそらく次男は、苦い薬を飲むことへの抵抗感から「治った」と言い聞かせることで自分自身をコントロールしようとしたのでしょう。
しかし、不安やストレスといったチック症状の根本的な原因が解消されたわけではありません。このままだと、また症状が出てくる可能性が高いです。
対症療法だけでなく、次男が抱える不安やストレスに寄り添い、それを軽減していくことの重要性を強く感じました。
職場のベテラン保育士へ相談

シンプルなアドバイス
児童精神科受診後、次男の性格をよく知っている職場の同僚の先生へ相談することに。その先生は、虐待問題や精神疾患のある子どもに関わってきた経験のある人です。
「大変だね、でも〇〇くんらしいね」という話から、「〇〇くんは心がきれいだから」「素直な子だから」「保育園でもね…」と、先生が次男と体験してきた保育園でのエピソードをいくつも教えてもらいました。
そんな同僚からのアドバイスは、一般的な「学校に相談する」「専門機関に行く」というものではなく、シンプルなものでした。
- 学校のことは親側から一切聞かない
- 体をたくさん使って遊ばせる
- 甘えてきたときには否定しない
アドバイスの意図
次男自身も、何が原因でチックが出ているのか分からず不安を抱えているからこそ、体を動かす = 気を紛らわせることが大切だという教えでした。
また、母親に甘えてきたときは「もう小学生なんだから」などと突き放さず、その気持ちをしっかり受け止めて愛情をたっぷり注ぐことも大切とのこと。
いちばん大切なこと
チック症状に対する直接的な対処法ではありませんが、子どもの心のケアにおいて非常に重要な視点だと感じました。不安な気持ちを抱えている次男にとって、親の無条件の愛情と受容が何よりも大切だと教えてもらったのです。
予想外の効果!体を動かしているとチック症状がピタリと止まる

とにかく体を動かす
同僚からのアドバイスを実践するため休日は、次男が思いっきり体を動かせる場所へ積極的に出かけるようにしました。
晴れの日は公園や外遊び。雨の日は屋内施設など様々な場所に足を運び、たくさん体を動かしました。
同僚のアドバイスの中で「私自身が楽しんで遊ぶことが重要」と言われていたので、傍観するのではなく、一緒に体を動かし全力で楽しみました。
症状が出ない瞬間
すると、驚くべき変化が現れました。
体を動かして遊んでいる間は、次男のチック症状が一切出ないのです。
車に乗って遊びに行く前や遊び終わったあとの車中では、咳が出始めたり不安なことに対する確認行動が始まったりするのですが、遊んでいる最中はピタリと症状が止まります。
この経験から、改めて「体を動かすこと」の重要性を痛感しました。
子どもらしく体を使って遊ぼう
「難しく考えず、たくさん体を使って遊んであげて」
これも同僚に言われたことです。
次男にとって、体を思いっきり動かすことは、心のモヤモヤを発散しストレスを軽減する有効な手段だったようです。
また、夢中になって体を動かすことで不安な気持ちから意識が離れ、チック症状が出にくくなっていたとも考えられます。
まとめ:親としての心の在り方

体を動かしている間はチック症状が出ないという発見は、私たちにとって大きな希望となりました。
もちろん、体を動かすだけでチックが完治するわけではないと理解していますが、少なくとも次男が症状から解放される時間があること、そして、私自身も次男をサポートできる具体的な方法が見つかったことは大きな前進です。
チック症状は一進一退を繰り返すものだと認識していますが、今回の受診で得られた情報や次男の日常の様子をよく観察し、心と体に寄り添いながら支えていこうと考えています。
このブログを通して、同じように悩む親御さんたちに少しでも希望やヒントを届けられたら幸いです。
