新生活のストレスと子どものサイン。チック?症状改善までの向き合い方【発症編】
今年の4月、小学校に入学した次男。
新たな環境への期待と同時に、親としては小さな不安がありました。
次男は、明るい性格で家族や友達の間ではおふざけ担当なのですが、“ビビり”な一面があります。
保育園時代には節分の鬼を怖がったり、お迎えが普段の時間よりも遅くなると不安で泣き出したりするようなところがありました。
保育園の先生たちからも、次男の“怖がりエピソード”をよく教えてもらっていました。
そんな性格の次男ですので、小学校入学という大きな環境の変化に対して順応していけるのか、夫婦でよく話していました。
入学式を前にして「小学校楽しみ」「早く行きたい」など、たびたび口にしていたのですが、ある日から「ん?」と感じるせきが出始めました。
この記事では、3月に症状が出始めて病院を受診し、診断を受けてから数ヶ月、改善に向かうまでの息子との向き合い方や試してきたことを書いています。
- 初期症状や症状の変化
- 親として意識してきたこと
- 反省していること
症状が出ている息子に対してどうしたらいいのか、一番きついのは息子なのに、親の私も余裕がなくなりつい言ってしまって反省したことなども書いています。
正解がないことではありますが、同じような症状が出ている人の参考になればと思っています。
咳から始まった次男の小さなSOS

入学を控えた春、続く「せき」
入学を控えた3月31日。「コンコン」と咳をするようになりました。
風邪のようでもあり、そうでないようでもあります。
しばらく様子を見ていましたが、入学式が終わっても咳は止まりませんでした。
次男の様子といえば、保育園からの仲の良い友達も多くいることから、「明日も〇〇と遊ぼ」と楽しそうに話し、「学校に行きたくない」とは一切言いません。
でも私は、寝ているときにまったく咳が出ないことが気になっていました。
学童もスタート、重なるストレス
小学校入学と同時に学童にも通い始めた次男。
これまで学童に通っていた長男は4年生になり、ちょうど学童を退所するタイミングと重なりました。
新しい環境がいくつも重なったことで、子どもなりに大きなストレスを感じていたのかもしれません。
変化していく症状

確認の質問が増える
少し咳が落ち着いてきたかなと感じていた5月10日、今度は「〇〇触ったけど大丈夫?」「これは汚くないの?」「手を洗わなくて大丈夫?」という不安からの確認行動が顕著に増え始めました。
- 父親が外から帰ってきて手を洗わず頭や頬に触れたとき
- キッチンのゴミ袋に背中や腰が触れたとき
- ゲームのコントローラーに対して …etc
質問の都度、「大丈夫だよ」「汚くないよ」と答えていました。しかし度重なる質問の中、ゲームのコントローラーのようなまったく気にする必要がない質問のときには、「だから!大丈夫って!」と、声を荒げてしまうこともありました。
そのとき息子は、悲しそうに困ったような表情をしていました。反省。
手を洗う回数が増える
床に手が触れたことや、ドアに触ったことなど、ほんのささいなことでも心配になってしまう様子が見られ、「一応手を洗っておこう」と、手を洗う回数も増えていきました。
- 朝起きてすぐ
- トイレ後
- 本人が気になったとき
平日は学校に行っている時間は除き、家にいる間だけで一日に10回ほど洗っていました。
汚いものに触ったとき以外は「これは汚くないんだよ」と伝え、ばい菌や細胞についてしっかりと話をしました。
細胞については、“はたらく細胞”のアニメを一緒に見て、自らを守ってくれる細胞についての理解を深めました。
また、手を洗うのは「トイレのあと」と「外から帰ったとき」にしようと話をしました。そう決めたことで、一日10回だった手洗いが4回ほどに減少しました。
トイレの時間が長くなる
排泄に関する変化もありました。
おしっこの時間が長くなり、出終わってからも10〜20秒ほど待つようになりました。
これは以前と比較して時間がかかっている傾向で、少しでも尿がパンツに付着することを嫌がっているように感じました。
また、尿間隔が短くなり、頻繁に(早いときは20分ほど)トイレへ行くようにもなりました。
食欲が減る
茶碗につがれた分はゆっくりと食べますが、そのほかのものに対しては自分からは手を出さなくなりました。取ってあげれば食べますが、食が細くなり食べ残しも多くなりました。
眠くなるのが早い
夜ごはんを食べたあと、20分ほどで寝てしまう日が多くなりました。
ひとたび寝ると、そのまま朝まで寝続けます。
お風呂に入る時間を早め、本人が眠いときはできるだけ寝せるようにしていました。
笑顔が減る
症状が出る前の次男は“にやがりもん”で、事あるごとにふざけてはみんなを笑わせていました。
しかし、笑顔が減って元気がない様子が多くなり、本人の精神に負担が生じていることが感じ取れました。
担任の先生や保育園の先生への相談

学校での様子を知るための一歩
本人に学校での様子を聞くと、学校でも頻繁に手を洗いに行っているとのことで、連絡帳で担任の先生に相談することにしました。
咳が出始めた時期や家庭での様子を詳しく書き、過去に同様の事例がないか、アドバイスをお願いすると、連絡帳を持たせたその日のうちに先生から電話がありました。
担任の先生も、学校で咳が出ていたり不安を感じたときに頻繁に手を洗いに行っていることを気にされていて、次男の学校での様子を教えてくれました。
学校では友達と楽しそうに遊んでおり、「ネガティブな様子は見受けられない」とのこと。
先生から「スクールカウンセラーの予約を取ってみましょうか」と、提案をいただきましたが、児童精神科の受診を検討していたため、一旦お断りしました。
保育園の先生たちへ相談
また、これまで次男を保育園で見てくれていた先生たちに相談しました。
先生たちのこれまでの経験に加え、繊細な次男の性格をよく分かってくれている先生たちからは、様々なアドバイスがありました。
- 症状に対して触れない
- せきに対して「止めて」「うるさい」などと言わない
- こちらから「今日学校でなにした?」など、学校のことは聞かない
- 母親に甘えてきたときはしっかり甘えさせる
- 体を使ってたくさん遊ぶ
中でも、“体を使ってたくさん遊ぶ”は症状の変化を顕著に感じました。
思いっきり体を使って遊んでいるときは、チックの症状が一切出ないのです。
平日は仕事が終わると外遊び。休日は毎週公園や室内遊び場に行き、たくさん体を動かしました。
病院はどこにする?
受診する病院について近隣を調べると、児童精神科を持っている病院は4施設ありました。保育園の先生に相談すると、これまでの経験から4施設それぞれの特徴を教えてくれ、その情報をもとに一つの病院に決めることができました。
保育園の先生たちは持っている情報量が多く、親身になって話を聞いてくれるので、今回のようなケースでは相談することをおすすめします。
症状確認と受診にあたってのポイント

「せき」や「確認行動」はチックのサインかもしれない
次男に現れた咳や不安からの確認行動は、チックの症状なのではないか?
症状が出始めた時期や寝ているときに咳が出ないことから、可能性は高いと考えていましたが決めつけるのはよくないです。
やはり一度、専門である「児童精神科」を受診した方が良いと思います。
記録を残しておく
受診時には症状の詳細を聞かれるはずなので、夫婦でチャットアプリを使い、それぞれが見た次男の様子と日付をこまめに残しておきました。
実際の受診時には大変役に立ったので、正確な情報を伝えるためにも記憶だけに頼らず、何らかの形でできる限り詳細に残しておくのが良いでしょう。
家族と学校が連携することの大切さ
今回、私たちは担任の先生や保育園の先生に相談したことで、学校での様子や経験に基づくアドバイスをもらうことができました。
特に学校での様子は、子どもからの話だけでなく、先生からの話を聞くことで客観視された情報が手に入ります。まずは担任の先生に聞いてみるのが良いと思います。
次回は、児童精神科を受診した内容について記事を書きます。
