【完全ガイド】バイクの一時抹消登録|必要書類・手続き方法まで徹底解説
バイクの一時抹消登録とは?
一時抹消登録の意味と目的
バイクの一時抹消登録とは、ナンバープレートを返納し、ナンバー登録を一時的に無効化する手続きのことです。
この手続きを行うと、自動車税(軽自動車税)や自賠責保険の支払い義務がなくなり、維持費を節約できます。
ただし、完全な廃車ではなく、再登録すれば再び公道を走行可能です。
一時抹消と永久抹消の違い
メリット・デメリット
- 維持費(税金・保険)の節約
- 長期保管できる
- 再び乗る可能性がある場合に便利
- 公道走行不可
- 再登録には再度手続きと費用が必要
愛車FTRとの思い出
トラブルだらけの出会い

私の相棒の一人、友達から譲り受けたホンダFTR。
譲り受けたときエンジンはかからず、雨ざらしであちこち錆びだらけ。
なかなかにボロボロな状態でした。
FTRを蘇らせろ
まずは復活させるため、夜な夜なガレージで作業しました。
とりあえずエンジンをかけようと、キャブレターを分解清掃。
パッキンはボロボロ、内部のポートは見事に詰まっていて、極めつけはチョークバルブ部分に破損あり。
チョークバルブの部品は生産廃止、ネットで中古を探すも見つからず。
困った果てに、DMM.makeの3Dプリンターで部品を製作してもらえるサービスがあり、1,000円ちょっとで作ってもらいました。
そこでようやく、初めてのエンジン始動。
排気音が響いたときの高揚感は今でも鮮明に覚えています。
一難去ってまた…
エンジンはオイルを交換すると快調で、そのまま走れる状態になりました。
10kmほど試運転をしていたときのこと…
走行中、突然聞きなれない音が。
エンジンはかかっていますが、排気音が妙な音。
見ると、マフラーが途中で折れていました。
原因は、元々付いていたマフラー。
マフラーに一ヶ所欠損があり、車体とマフラーがうまく連結できていませんでした。
そのため、少しずつ上下に揺すられることで疲労し、折損したもよう。
仕上がっていくFTR
新しいマフラーに交換後、タンク・フェンダー・フロントフォークを自前のウレタンスプレーで塗り直し、クラッチワイヤー・バッテリー・スパークプラグなど、消耗品を交換しました。
復活を遂げたFTRとは、山や海に何度もツーリングに行きました。
新しい相棒と訪れた転機
やがて新しいバイク、GSX-S750がやってきてからというもの、FTRの出番は減少。
そのうち自賠責保険の有効期限も切れ、ガレージの奥で1年、2年と眠り続けることになりました。
「息子が大きくなったら最初の練習用にしてあげたい」と思っていたものの、息子はまだ小学4年生。あと数年は乗れません。
その間にも毎年税金がかかります。
考えた結果、一時抹消登録をすることにしました。
なぜ“一時抹消登録”を選んだのか
維持費と現実のバランス
軽二輪の税金は年額3,600円前後と安い方ですが、数年放置することで出費は膨らみます。
私自身、「一時抹消に対する手間と再登録の手間を考えたら、税金を払っていても損はない」と考えていましたが、手続きを済ませるだけで無駄な出費が減るのであれば、やってみようと動き出しました。
完全に手放すわけではない
一時抹消登録はあくまで「お休み」の手続きです。
売却や永久抹消とは違い、再び登録すればまた道路を走れます。
大切な思い出を手放さずに済むという心理的な安心感も大きな魅力でした。
一時抹消登録を自分でやる不安の壁
「業者感」による心理的ハードル
初めて行く人にとって、自動車検査場や登録事務所は正直、入りづらい場所だと思います。
事務所内には、つなぎ(円管服)を着た人たちがたくさんいて、トラックや業者の車両が頻繁に出入りするため、専門職の場所という雰囲気があります。
実際に行ってみると…
昔から出入りしていた私から見ると、確かに以前はそうだったと思います。
ですが、現在はインターネットの普及により、申請内容や手順の共有がされていることから、ユーザー車検や個人申請をしにきている人も多く、窓口の担当者も丁寧に案内してくれます。
事前に必要書類をそろえていたおかげで、滞在時間は30分ほどで済みました。
一歩踏み出すことで得られる安心感
業者に依頼すれば代行してくれますが、手数料がかかります。
おそらく1万円ほどは必要でしょう。
さらに、「大切な愛車のことだから、どういう手続きを経て登録が止まるのかを自分の目で確かめたい」
そう考える人もいるのではないでしょうか。
自分でやるからこそ得られる安心感と達成感が、きっとあります。
一時抹消登録の必要書類と準備方法
事前に準備する持ち物
1.バイクから取り外したナンバープレート
・バイクのナンバープレートを事前に取り外しておきましょう。
2.軽自動車届出済証
・現在のナンバーを登録したときに発行された書類で、車検証のようなものです。

3.軽自動車届出済証返納申請書
・【軽二輪 第5号様式】この書類はダウンロード可能です。

4.手数料納付書
・この書類もダウンロード可能です。

5.軽自動車税申告書
・これは現地調達となります。
複写式になっているため、ダウンロードはできません。

6.シャチハタ以外の印鑑
・念のため、訂正印として持参しましょう。押印自体は原則不要です。
必要書類の集め方:ダウンロードと現地調達
まずは、上記2~5の書類を集めます。
- 2. 軽自動車届出済証は、多くの場合、すでに手元にあるはずです。
- 3. 軽自動車届出済証返納申請書と4. 手数料納付書は、検査登録事務所に置いてあるか、国土交通省のウェブサイトからダウンロードすることも可能です。
私は事前に検査登録事務所へ行き、申請関係書類が多数置いてある “ご自由にお取りください” の棚から入手しました。
サイトにあるデータと実物を見比べると、わずかに様式が異なっていますが、重要な欄は同じなので、ダウンロードしたもので問題ないと思います。 - 軽二輪の登録を抹消するには、検査登録事務所と軽自動車検査協会の両方に行く必要があります。
はじめに書類を提出する場所は検査登録事務所なので、書類もそこに置いてあります。
書類には現在のナンバーや車台番号、住所・氏名など分かる範囲で記入しておきましょう。
印鑑は持って行こう
押印は不要ですが、記入ミスがあった場合に訂正印が必要になることもあるので、念のため持参しましょう。
一時抹消登録 当日の流れ
1. 検査登録事務所での書類提出
- 上記の書類をナンバープレートとともに、検査登録事務所へ提出。
都道府県によって違いがあると思いますが、おそらく大半の事務所には入口のところに整理券を発行する機械が置いてあります。 - “登録・抹消” といった文言のボタンを押し、番号札を発券。
- 順番がきたら書類の確認。
- 確認後、担当者から軽自動車検査協会へ行ってナンバーを返納し、書類を持ってまたここに戻ってくるよう指示があります。
- 軽自動車検査協会までの地図や何番の窓口へ行くのかについては、細かい説明があるので聞き漏らさないようにしましょう。
2. 軽自動車検査協会でのナンバー返納
- 指示された通り、軽自動車検査協会へ移動し、手持ちの書類を確認してもらいます。
基本、提出して指示を待っていればOKです。 - 一つ目の窓口でナンバーを返納すると、次の窓口へ行くよう指示があります。
- 次の窓口で、事前に準備できなかった複写式の“軽自動車税申告書” が渡されますので記入します。
この手続きにより、次年度以降の税金がストップします。
記入例を見ながら慎重に記入し、確認が済んだら受付印が押印された書類が手元に戻ってきます。
3. 再び検査登録事務所で証明書発行
- 検査登録事務所で書類を最終確認。
- 軽自動車届出済証返納証明書を受け取ります。
- この証明書は再登録時に必要なので、大切に保管しておきましょう。

所要時間と費用
思ったより早く終わる
私の場合、15時に到着して30分で完了しました。
ただし、混雑状況によっては時間がかかります。
費用は無料
一時抹消登録の手続きは完全無料です。
必要なのは、書類準備の手間だけ。
混雑回避のポイント
- 3月は年度末で非常に混むため避けましょう。
- 登録事務所、軽自動車検査協会の窓口は16時に閉まります。
- 午前中か、15時までに行くと余裕を持って手続きできます。
- 登録事務所の営業は平日のみ。
まとめ:やってみれば案外簡単
最初は業者しか入れないような雰囲気に圧倒されるかもしれませんが、実際は個人でも問題なく手続きできます。
事前に書類をそろえておけばスムーズに終わりますし、費用もかかりません。
「またいつか乗る」という想いを残しつつ維持費を抑えるためにも、一時抹消登録はぜひ挑戦してほしい手続きです。
